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ディオゲネス、アレクサンドロス大王に放った伝説の一言

  • YUI
  • 10月5日
  • 読了時間: 2分

■ はじめに

「偉人の中の偉人」と呼ばれるアレクサンドロス大王。世界を征服し、神のように崇められた男です。

そんな彼が、ある日ひとりの哲学者に出会います。その名はディオゲネス

世界で最も力を持つ男と、世界で最も自由な男が出会った――そして、伝説の一言が生まれました。


■ 日向ぼっこする哲学者

ディオゲネスは、古代ギリシャの哲学者。でも、他の哲学者たちとは違って、彼の生活はとんでもなく“ぶっ飛んで”いました。

彼の家は樽(たる)。服もボロボロ。お金は持たず、街角で犬みたいに暮らしていたと言われています。

ある日、そんなディオゲネスがいつものように日向ぼっこをしていたところに、アレクサンドロス大王がやってきます。


■ 世界の王との対面

大王は、ディオゲネスの生き方に興味を持ち、声をかけました。

「ディオゲネスよ、私はアレクサンドロスだ。 何か望みがあれば叶えてやろう。」

世界中の富も力も思いのままの王が、庶民どころか“樽生活の変人”にまで優しく言葉をかけたわけです。

普通の人なら感激して土下座する場面。でも、ディオゲネスの答えは――


■ 伝説の一言

「どいてくれ。 お前が立ってるせいで、日が当たらない。」

……。

アレクサンドロスは絶句。家臣たちは凍りつきました。

でもディオゲネスは本気。彼にとって“日向ぼっこ”は、金銀財宝よりも価値がある。つまり、「自分にとっての幸せは、他人が決めるものじゃない」と言いたかったのです。


■ アレクサンドロスの反応

このやり取りに、アレクサンドロスは笑いながらこう言ったそうです。

「もし私がアレクサンドロスでなければ、 ディオゲネスのようになりたい。」

世界の王が、樽に住む男を心から尊敬した瞬間でした。


■ そこから学べること

ディオゲネスのエピソードは、一見ただの変人の話。でも、そこには現代にも通じる深いメッセージがあります。

人が「欲しい」と思っているものは、本当に自分のためのものか?世間の“常識”や“評価”に流されてないか?

ディオゲネスは、「自分の幸せは、自分で決める」という生き方を、全力で貫いた人でした。


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■ まとめ

世界の王に「日陰だからどけ」と言い放った男。それがディオゲネス。

常識に縛られず、権力にも屈せず、自分の“心地よさ”を一番大切にした哲学者。

この話からの学びは、「他人の光より、自分の日向を見つけよう。」

誰に笑われても、自分の心があたたまる場所を選んで生きていきたいですね。

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